株式会社AiCAN（以下、当社）は、2025年3月3日をもって、設立5周年を迎えることができました。この大きな節目を迎えるにあたり、支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。

当社は2020年3月3日に「すべての子どもたちが安全な世界に変える」というビジョンを掲げ、取締役2人でスタートしました。今では社員数は20名を超え、多くの自治体様にサービス提供できるように成長してまいりました。

5年間の歩み

・令和6年度時点で10自治体でのAiCANサービスの提供
・厚生労働省 令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業の国庫補助事業として「児童虐待対応におけるAI利用に関する調査研究」を実施
・シリーズAまでにANRI、HIRAC FUND、SIIF、taliki、個人投資家様、銀行、Soilなどの皆様から総額4億円を超える資金調達を実施
・東京大学との責任あるAIについて共同研究の締結
・インパクトレポートの発表
・スタートアップとして初の「子どもの安全のためのAI倫理に関する声明」の発表
・一時保護の司法審査手続きを補助する機能に関する特許など、10を超える特許取得
・Forbes Japan 2023年「NEXT100 いま注目すべき、世界を救う希望100人」、2024年「次世代インパクトスタートアップ30社」選出
・東洋経済2024年「すごいベンチャー100」選出

特に、伴走型業務支援SaaS「AiCANサービス」では、多くの自治体職員様の事務作業の負担の軽減や、対応の質の向上に貢献できたと感じております。
今後もさらにサービス品質を向上させ、現場の職員様へ伴走しながら、ユーザー体験を最大化し、子どもの安全に貢献するために邁進してまいります。
また、児童相談所や市区町村のこども家庭センター、保健センター、教育機関、社会的養護施設、医療・司法機関などへサービス領域を拡大していきます。

図：AiCANアプリを使った実証実験の主な成果（2023年度インパクトレポートより）

創立からこれまで支えてくださったすべての方々、自治体様、パートナー企業の皆さまに深く感謝申し上げます。
これからも私たちは「すべての子どもたちが安全な世界に変える」ことを実現するため、全力で走り続けます。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社AiCAN
代表取締役 CEO
髙岡 昂太